市民球場再生計画

6月18日
広島市議会の建設委員会が広島市役所に隣接する議会棟4階で行われ、「旧市民球場跡地利用計画に基づく旧球場廃止条例案」を賛成多数で可決しました。

要するに、この委員会では「球場解体」にGOサインを出したことになります。

委員長を除く8人で採決し、賛成は5人、反対は3人でした。午前10時に委員会がスタート、正午から1時間の休憩を挟んで、午後4時前まで、大半の時間を「球場問題」に割き、議員と市担当者のやりとりを聞いている限りはおよそ「反対」の方が多いような流れでしたが実際、多数決を取るとまったく逆の結果になり、傍聴席からはブーイングも起こりました。

建設委員会での議決は22日の本会議でもその意思が反映される公算がほぼ100パーセント、イコール「球場廃止条例」は可決される見込みで、新球場の貨物ヤード跡地新設決定(2005年)以来、秋葉市長が思い描いていた「公園構想」がついに実現する運びとなりました。

具体的なやりとりはあとに譲るとして、多数決の内訳を紹介すると…。

建設委員会は多数決に参加しない広島未来クラブの桑田恭子委員長と委員が計8人。

「球場解体」賛成に挙手したのは「秋葉市長にべったり」という議長会派の市民市政クラブ・八條範彦氏、秋葉市長の狙う「ノーベル平和賞」の推薦枠を持つ日本共産党・中原洋美氏、「秋葉市長寄り」とされる市民連合の太田憲二氏と都志見信夫氏、それに公明党の平木典道氏でした。

公明党は前回、広島五輪招致予算の議決の際、本会議でNOとしておきながら秋葉市長の強権発動で再義(議決やり直し)の場で一夜のうちに翻意したことでかなりメディアに叩かれました。

今回は、2015年に広島・長崎での開催を同党が目指す「核廃絶サミットへの市からの協力をとりつけた代わりに賛同した」(市議会関係者)とのことです。まったく次元の違う話がごった煮になっているのが今の広島市議会の「国内でも非常に珍しい嘆かわしい状況」(市政をよく知るある行政OB)だということで、それなら今日の茶番劇も納得、となるわけです。

それではこれで、もう終わりなのか?

いえ「終わるまで、すべて起こる…」です。

今日の委員会の中でも最も問題とされていたのは「市民への説明不足」と「市の言う賑わい作りへの不信感」でした。「意見は聞いたといって、それは聞くだけで市民の声が何の反映もされてないこと」や「150万人をイベントで集める保証もなければ、具体策もない」ことなどを次々に指摘され、用意された答弁を繰り返す市の担当者たち。

結局、不審感が解消されるような答弁はいっさいなく、逆に不信感が強まるばかりの結果に終わりました。

ということは、このニュースを聞いた市民らがあとはどのような意思表示を示すか?ということ。”戦いの場”は市議会棟から最終フェーズの”市街戦”へと移行し、最後の決断を市民、カープファン、サンフレサポーターらが下すことになりそうです。





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