市民球場再生計画

7月28日
2020年五輪は元の市民球場でソフトボール競技を!

野球王国、広島の未来は暗澹…。高校野球広島大会は28日、マツダスタジアムで決勝を行い広陵が甲子園切符を勝ち取りました。

さて、この大会、去年もマツダスタジアムで準決勝、決勝を行ったのですが、関係者の間からからは不評の声が続々と上がっていました。

その内容は多岐に渡るのですが、例えば応援団のバスは球場周辺にはつけることができず、何と広島駅新幹線口のJR空き地にバスをとめ、そこから徒歩で球場まで向かわないといけないなど、にわかに信じがたい話が多くありました。

チアガールもあの格好のまま、みんな荷物を手に、広島駅より遠い場所から歩くのです。

今年は改善された面も多くありました。応援バスは球場西側の駐車場を利用できるようになりました。ただ、1台につき5000円。これってどうなのでしょうか?

「ほかにもいろいろあるんです。まずマツダスタジアムにはサイレンがない。市民球場の音を録音して流したんです。アマ野球用の設備が整っていないんです。チケット売り場もカープ以外の場所があるのに貸してもらえないから、外にテントを張って売りました」

こういう事実がほとんど表に出ないのは、なぜなのでしょうか。

県高野連では昨年12月、広島市に「要望書」を提出しました。要望はふたつ。「マツダスタジアム使用の見通し」と「旧市民球場の使用をなるべく長期に渡り認めてもらうこと」。だから先の市議会での「解体決定」は関係者にとっては「意外な結末」でした。

「あれからもう半年。広島市からは何の返答もない!」と憤る関係者もいます。いかにも対応の遅い広島市らしい話です。

広島は全部で96校。そのうち38校が広島地区です。仮に元の広島市民球場が使えなくなれば、県営球場(コカ・コーラウエスト野球場)がメーンになるはずですが、そこで試合ができるのは最大でも12チーム。ナイター設備がないためです。駐車場など施設の脆弱さも比較になりません。

広島商、広陵、崇徳、瀬戸内…。名門校がわざわざ遠方の球場に出向いて試合をすることになれば応援の問題ほか、さまざまな課題が生じるはずです。

「今後のことは、そういう訳でまったく見えていないんです」と関係者。

課題山積のまま「球場解体」へとひた走る広島市。破滅のシナリオにふさわしい暴走ぶりです。

あるアマチュア関係者の最後の言葉が耳に残っています。

「2020年のオリンピックでは野球、ソフトボールの復活が見られるハズ。それならなぜ、わざわざ原爆ドームに隣接する競技施設を壊すことだけを考えるのか。壊しでどうする!」

そう、広島にオリンピックを本気で招致しようと思えば、負の世界遺産の隣に広がる空間でスポーツの祭典が開催されてしかるべき、なのですが…


ご意見はコチラ
ホーム
sports.c.w