市民球場再生計画

12月13日
紆余曲折の末、新会頭は広ガスから

広島商工会議所の臨時議員総会が開催され、大田哲哉会頭(69)の後任に広島ガスの深山英樹会長(69)が全会一致で選出された。広島ガスからの選出は戦後二人目。

9月29日、大田会頭が「10月いっぱいでの退任」を発表して以来、空席だった重要なポジションがやっと固まった。

関係者の間では広島銀行、中国電力、マツダの”御三家”を中心にデオデオなど有力企業を対象に会頭のなり手を探したが、すべて断られていた。

広島ガスは子会社による不正循環取引問題で大きなマイナスのイメージを背負っており「汚名返上の機会としたいのでは」との指摘もある。しかし、社内には「中電さんらと比べれば企業の規模のケタが違う。社業だけでも大変なのに…」との声も聞かれる。

しかし、頼みの中国電力も不祥事続きで未だに原発の再稼働にGOサインが出ず、火力発電などでばく大な経費増を強いられており、「会頭どころの騒ぎではない」状況だ。

深山新会頭は懸案の広島五輪について賛否を明確にせず、球場跡地問題とそれに関連する商工会議所ビル移転については「今までの路線に基づき達成するよう努める」とした。

しかし、肝心の資金調達については、広島市がNO!としている税金投入(補助金活用)について「今後の検討課題」とお茶を濁した。この問題は跡地活用計画の立案段階で最初から指摘されていた。しかし、放置されたまま今に至っている。

元の市民球場はすでに正面からライト、レフト方向へ向け、工事用の防音壁で囲われており、本体解体工事へ向けて、配線工事その他が着々と進められている。

これは端的に言えば「広島商工会議所移転のための球場解体工事」と言えるが、実は会議所ビル移転のための費用負担が決まっていない、という事実はあまりに重い。

解体は一部進んだが、跡地はそのまま…。広島市の中心部にポッカリと穴を開けたままの広大本部跡地問題や、新球場に隣接するペンペン草の生えた遊休地問題と同じ危険性をはらんでいる。

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