市民球場再生計画

2月27日
エルピーダ、会社更生法申請-。広島経済の一翼を担うエルピーダメモリが会社更生法を申請した。半導体メモリー「DRAM」の製造拠点である広島工場(広島県東広島市)については操業を継続し、現時点で従業員のリストラはない、とされているが、国内トップクラスの経済成長を遂げてきた東広島市、そして広島県にとっては大きなニュースであることは間違いない。

アジア勢の猛烈な攻勢と円高のダブルパンチを浴び、数年前まで広島経済の「牽引車」のような扱いで報道されていたエルピーダがマットに沈んだ。急速な時代の流れを読み切れず、投資と収益のバランスを短期間のうちに失った。

なお同社の社長である坂本幸雄氏は日本体育大学体育学部卒。エルピーダメモリは、日本電気(NEC)と日立製作所それぞれが保有していたDRAM製造部門を統合する形で設立された。

サムスン電子など世界企業からこの国内2社が猛追を受け、衰退の一途をたどりつつあったDRAMの分野でエルピーダメモリは最後の砦となるのか?経営危機にあったエルピーダメモリの統率役として招聘されたのが坂本氏だった。

坂本氏は持ち前のバイタリティと決断力を発揮して主要取引先との絆を深め、工場の生産ラインの増設に取り掛かった。衰退しつつある業界での巨額投資。エルピーダメモリの世界におけるシェアも徐々に回復のきざしを見せ、2004年6月は広島に新工場を建てると地元中国新聞ほか、メディアも大々的に書き立てた。

しかしそれから6年で状況は一変した。

なお、社名の「エルピーダ」は、ギリシア語の「希望」を語源としているという。坂本氏の存在は、21世紀における日本の半導体産業の希望の星…だったのだが…。

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