市民球場再生計画

6月26日
「跡地」も「杭なしマツダスタジアム」も市議会で論戦にならず-。

広島市議会第2会定例回の一般質問が先ほどから始まった。

発言者の発言予定が市役所HPに掲載されている。その主な内容は…。

・生活保護制度、松井市長の政治姿勢、観光

・遅れ続ける東部地区JR連続立体交差化事業

・これも秋葉前市長の「先送り手法」で整備の遅れが顕著なため市民に大きな不利益を生じさせている国道2号線西広島バイパス高架延伸

・秋葉前市長時代に極めて不自然な事業コンペ(結果は最優秀案のアーバンコーポレイション撤退)のあった広大跡地「知の拠点構想」

・広島駅南口Bブロック第1種市街地再開発事業、西風新都、脱原発政策、などなど…。

こうして見渡してみると、広大跡地問題とともに広島市の未来を大きく左右する西飛行場廃港問題については児玉光禎議員(ひろしま保守クラブ)がただひとり質問に立つだけ。

また市民球場跡地問題についても質問するのは元田賢治議員(爽志会)ただひとり。週刊ダイヤモンドで連載され、中国新聞も一度だけ記事にしたマツダスタジアムの「偽装構造問題」(元広島市幹部)については完全にスルーとなっている。

(なお、広島市議会議員の市民球場解体問題に対するスタンスは当時の議員、当時の所属先のままではあるが次のところでチェックできる。http://hiroshimadamashii.com/shiminkyuujou/contents.cfm?id=528)

秋葉前市長の「再議権」発動で強制解体への道を歩んだ元の広島市民球場の「解体決定」(2010年6月18日)から2年、秋葉市政の刷新を謳い文句に誕生した松井市政移行から1年と2カ月。「球場跡地活用策の決定」は当チャンネルの予想どおりまったく進展を見ていない。

そればかりか「解体の一番の理由」とされてきた来年4月開催の広島菓子博で活用するはずの球場跡地を誰がどう整備するのかさえ、市民にはぜんぜん知らされていないし、菓子博自体、この春、「チケット発売」だけは始めたものの、市民の興味を集めるまでには至っていない。

今も球場跡地は100万都市の真ん中に無残な姿をさらし、県内外からの来訪者に向けて、バスセンターを利用する際には必ず今ある現実を訴え続けている。(観光都市を標榜するにはあまりにも寂しい現実である)

広島市役所周辺で取材すると「跡地問題は秋以降に本格的な論議がズレ込むのでは」という声が聞かれる。

一番の原因は「“若者を中心とした賑わいの空間”との言葉だけは市長選前から残しながらもしながらも、それは表向きに謳っただけで、本人に広島市の抱える諸課題に対する問題意識が薄く、また、やはり政治家でなく“官僚”としてのスタンスから脱しきれない」(広島市議会関係者)と指摘され始めた松井市長にある、という声が一般的だ。

弁護士出身の大阪橋下市長と比べることの是非は別にしても、松井市長から8カ月遅れで首長が替わった大阪市と広島市の両自治体のその後の動きのスピードを見れば、両者の差は「一目瞭然」と言わざるを得ない。

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