カープダイアリー第8602話「マツダスタジアム早くも2度目の延長十二回、午後10時26分ゲームセットを振り返る」
時計の針はとっくに午後10時を回っていた。空席の増えたスタンドの声援は鳴り物なし。2対2同点で迎えた延長十二回、ラストの攻撃は先頭、野間の低目いっぱいを叩く右前打で始まった。八、九回、そして延長に入って阪神ブルペン陣にノーヒットに抑えられてきた。正に最初で最後のチェンス、代走は羽月…
五回に1点差に迫る右犠飛を上げた「四番・堂林」が送りバントを決めた。七回に同点適時打を放った小園は申告敬遠で一死一、二塁になった。
マウンドには阪神8人目の浜地。この回、8球で大ピンチを迎え