最近の記事
カープダイアリー第8596話「神宮球場でヘビー級パンチ2発を浴びたことが、負の遺産にならないために」(2024年4月25日)
ものすごい打球音とともに、神宮球場が大歓声に包まれた。打たれた瞬間、右膝を地面についたまま栗林が見上げたその視線の先で、ロフテッド軌道を描いたサヨラナ弾がライトスタンドへと消えて行った。 両軍ともに柵越え2発を含む13安打の応酬となった3時間と56分の戦いは8対9という派手なスコアで決着を見た。打ったサンタナは人差し指を高く掲げてダイヤモンドを回り、ヤクルトベンチ総出のホームで手洗いシャワーの歓迎を受けた。 「頭が真っ白になって、どんなふうにして一周したか覚えていない。た